劉媽媽飯{米團}(後編)

いよいよ最終日の朝。長かったようであっという間だった旅の終わりです。今まで台湾は3泊4日が多かったけど、4泊でも短いと感じる今、3泊に戻れるだろうか。。。

買出しの目的があったので朝食はホテルで済ませていざ、出陣。そうです。お土産(自分に・笑)用のおにぎりを買うべく、中正紀念堂にある「劉媽媽飯{米團}」の支店へ。住所と地図があればだいたいのところには行けるので、総店でメモした住所を頼りに行ってみました。が・・・「美食」の文字はあるものの、その中にどうしても「劉媽媽飯{米團}」が見当たらない!
一度は諦めて帰ろうとしましたが、いや、やはりそれではおさまらない!と思い直し、そこにいた蛋餅屋のおばちゃんに思い切って訊ねてみることにしました。おばちゃんは「劉媽媽?〜〜〜〜」とすごい速さで何か答えてくれましたが何を言っているのかわかりません!(涙)でも、劉媽媽を知っているのは確かなようです。どうやら中にいる女性が何か知っているから訊いてあげるとのこと。中にいた女性も「劉媽媽?〜〜〜〜」とまたすごい速さです(号泣)。かろうじて「本見てきたの?」と訊かれたので「古亭の総店でこの住所を見てきました」と答えました。
更に隣の三明治屋のおばちゃんも巻き込んで三婆(失敬)すごい騒ぎです。しかも三明治屋のおばちゃんには私が日本から来たというと「日本人?ふんっ」と鼻先で笑われてしまいました。ちょっとくやしかったので、一生懸命「劉媽媽は今日開店するのだろうか?時間がないので、開店しないのであればホテルに戻らねばならない。今日の午後日本に帰国するのであるからして」と中文で言うと、「あら、中文話いけるのね」とちょっと表情を和らげてくれました。人間、自分の国の言葉を必死で喋ろうとしている相手をむげにはできないのね、と実感しました。
しばらくするとお店の人?っぽいおねーちゃんがやってきて「今日の午前中はお店開けません、ラオパンがおりません」的なことを言うので、一応「今日の午前中は開店しないのね?」と念を押しました。やはり開店しません、とのことで、じゃあわかりましたと立ち去ろうとすると、蛋餅屋のおばちゃんが劉媽媽のラオパンの電話番号らしきものをメモしてくれて「今度は来る前に電話するといいよ!」と言ってくれました・・・涙。
人ってあったかいよねぇ。ぐすん。

今思えば、そこで蛋餅か三明治のひとつも買えばよかったんですが、わたくし抜かりなく劉媽媽が見つからなかった場合に備えて近隣のお店をチェックしておったのです・・・!また次回のエントリにて。