レッツゴー★猫空

前回の台北旅行の時にも行きたかった猫空。
猫空纜車(ロープウェー)も開通したということで、今回念願叶って行く事に!

しかし・・・この軽い決意が
のちに恐怖を招くことになったのでした・・・・・・・・・(大袈裟)。

平日とはいえ、ロープウェーはまだかなり混んでいると聞いたので
行きはオーソドックスにMRT萬芳社駅からバスで行き、
帰りだけロープウェーに乗ってみることにしました。
※行きは動物園など経由するので、帰りに猫空始発に乗ったほうが
すんなり乗れていいだろう、という判断。

「ミニバス」とアクセスガイドに書いてあったので
どんなミニ?と思いきや、本当に小さなマイクロバス(笑)。
しかも・・・その狭い車中に延々ムーディ〜な台湾演歌が流れ続けているという
とってもディープな空間でございました。
さらに、山深くなるほど運転がどんどん荒くなるオッチャン。
(市内でもバス乗りまくりましたが、本当にこっちの人は荒い!
片手で携帯メールやら打ちながら荒い運転する・・・涙)
本当に大丈夫!?どっかに拉致されたりしないだろうか!?
とちょっぴり心配しました。テヘ。

猫空のゴンドラ駅を過ぎると、ホッとひと安心。
降りるときは自分で意思表示しないといけないのでひやひやもんですが
私が行きたい茶芸館は終点からちょっと歩いた先なので、まぁ大丈夫でした。
バスを降りて、人気のない山道をぽくぽく2、3分歩くと、目的のお店が。
「邀月茶坊」です。
入り口からして、とっても風情があるんですよ〜。

受け付けに進むと、お店の女の子が2人。
お茶と(東方美人にしました)、あとお餅を蒸したものを注文。
おかず的なものじゃなくて甘いのが食べたい、という
私の下手な中文も一生懸命2人で聞いてくれて・・・ううう。

お茶の準備は女の子じゃなく、おっちゃんがやってくれました。
予想に反してお天気もよかったし、(ちょっと風はあったけど)
絶対に外の席でのんびりしたい〜と思いまして
「茶園エリア」の席に腰を落ち着けることにしました。
見晴らしもいいし、お茶の葉の香りが良くて
気持ちいい・・・しかも半個室っぽくなっているので
誰にも咎められることなく靴を脱いでスーパーリラックス(笑)。

このおっちゃんもこれまたいい人で、
「なんでこの店に来たの?何で知ったの?」から始まり
仕事のことや、お茶のことなど、いっぱいお喋りしました。
(半分は筆談だったけどネ!)

お茶を飲み・・・餅を食べ・・・・・・本を読み・・・・・・・・・

いくら「時間は無限だよ!(by おっちゃん)」と言われたとはいえ
1人でさすがにそんなにのんびりとはしませんよ・・・と思ってましたが

気が付いたら2時間経ってました! (´д`)

給湯器でお湯もおかわりしましたもの・・・。

いかん、このままでは夕方までここに居てしまう!
と危険を感じた私は、ようやく重い腰をあげることにしました。

夜も雰囲気いいらしいので、また来たいな〜。
今度は男と一緒に・・・(´-ω-`)

おっちゃんに挨拶をしてお店を出て、再びバス停へ。
時刻表を見たものの、出たばかりなのかこれから来るのかいまいちわからない。
ので、歩き出しました。
そしたらちょうど向こう側からバスがやってきたので、きっと終点まで行って
折り返すに違いないと思い背後を警戒していたら、数分後にバスがきました!
さすがに歩いてゴンドラ駅まで行くのは無理じゃけんの〜。
機敏に手を挙げバスを停めて乗り込みます。が
あいにく満員ではありませんか・・・No〜〜〜〜〜
容赦なくバスは発車します。とにかく何処かにつかまらなければ、死にます(笑)。
行きのバスに負けず劣らず荒々しいです(涙)。
立っているから揺れが余計におそろしい。し、死にたくないーーーーー

そうこうしているうちに、目的のゴンドラ駅を過ぎてしまったではありませんか。
えっ待って、誰か降りるだろと思ってたのに降りないの!?
焦った私は下車ブザーを鳴らしました。
相当(運ちゃん的に)中途半端な場所だったのか、
「ここで降りんのか、本当か?」みたいなことを聞かれたので
「降りる、降りるここで降りるよ!」と連呼したら、ドアを開けてくれました。
テンションが上がっているせいか、別に急いでいないのに
何故かゴンドラ駅まで走って坂道をかけ上がった私・・・(ムダに体力消耗)。

このテンションが良くなかった。
一度心拍数が下がったところで、冷静に考えてみるべきだった。

そう、私は高所恐怖症ーーーーーーー

わーーーーーーーーーーーーーーーー

ほとんど待ち列もなかったので、勢いよく改札に入り
次の次ぐらいのゴンドラに乗り込みました。
ゴンドラは8人定員、みんな2人組なので、私を入れて7人です。
うっかり窓際になってしまいました(代わって、って言えない・・・)

そして出発。

ひええええーーーーーーーー!!!

た、高けええーーーーーー!!!

おそろしさ、さっきのバスの比じゃねえ!

・・・それまで「ゴンドラに乗ろう!」とそればかり考えていた私は
「ゴンドラがどんな高いところを走るか」「ロープウェーの何たるか」
「自分が高くて不安定な場所がどれだけ恐ろしいか」
などが見事にすっぽり頭から抜け落ちていたのでした。あひゃ!ヽ(゚∀゚)ノ

しかも・・・
揺れる・・・揺れるんですよ上下に・・・。
下るときより、一回下ってまた上がるときがこれまた恐ろしい・・・。
最初は「進行方向側に座りたかった!」と向かいのオヤジを恨めしく思いましたが
かえって、逆向きでよかったかもしれない。

「こわいよーーーーー」と途中何度も
隣のオバチャンに手を握ってもらおうかと考えたほどの
近年まれにみる恐怖体験でした。
(たとえ外国でも、30過ぎてそれはさすがに恥ずかしいのでやめたけど・・・)
とにかく硬直をキープして、下を見ないようにしてました。
一体何のためにゴンドラに乗ったのやら・・・満喫度ゼロ☆

恐怖の20数分後、やっと下界に到着。
命のありがたさをあらゆる神仏に感謝しました(うそ)。

ゴンドラはたいそうおそろしので一回乗れば充分。
きっともう乗らないとは思いますが(笑)、猫空は気持ちよかったのでまた行きたいな☆